ポージングが変わらない人

目次

  • ポージングが変わらない人の3つの特徴
    • セミナー厨
    • 群れる
    • 先生依存症
  • 短絡的思考者の特徴
  • 改善案
  • まとめ
  • 参考図書


ポージングが変わらない人の3つの特徴

セミナー厨

セミナーに頻繁に行く人のことです。このような人の特徴を3つほど挙げてみます。

  1. 吸収できないで終わる

情報量多すぎてが頭の中の容量オーバーが発生しております。オーバーしたものは忘れてしまいます。さらに復習する時間も作らず、次のセミナーに行くので、忘却曲線にしたがって学んだことを忘れてしまいます。

  1. 勉強した気になってる 身についた気になってる

「勉強になりました。」
「目からウロコです。」

そのとき新しいことを聞いて身についた気になっていますが、その後、その勉強になったこと、目からウロコだったことを活用せず、練習せずにいるため身についていないようです。

  1. いいとこ取りしようとしてもできない

多くのセミナーに参加して、それぞれのいいとこ取りをしようとしても、うまく行かないことが多いようです。一つのセミナーの内容が身についていない状態で他のセミナーに参加しても、ただのつまみ食いになり、理解が深まっていきません。

群れる

いつも同じ人達と行動をともにしている人のことです。

  1. 井の中の蛙になる

外界が見えなくなります。いつものメンバーと一緒に練習しているだけでうまくなった気になり、成長できなくなります。勘違いしてしまうんです。だから、群れを外野から見ていると滑稽にみえたりします。

2. 安全地帯にいる

自分の意見ではなく、その群れている集団の意見を言ってしまう傾向が多いようです。ですので自分自身が批判されることも、誹謗中傷されることもないです。批判されないと自分の悪いところを直そうとしなくなります。 

先生依存症

教えてくれる人に完全に頼り切りになっている人です。

1.先生の言うことが絶対だと信じ切っている

その先生がすごいと思って、言うことを全部聞いていればいいと思いこんでしまいます。鵜呑みにしてしまっています。また、他の人の言うことはまったく聞き入れられなくなったり、その先生と他の先生で言うことがちがっていたりすると混乱してしまいます。

(参考図書:素直な心になるために疑う力

  1. 根拠・エビデンス、なぜそうするのかを追求しない
    「あのプロがそうしてるから真似してます」
    「〇〇先生にそう言われてそうしてます」

    という発言をするひとが多いです。プロがやること、先生が言うことを信じ切っているため、そのまま鵜呑みであることは上記のとおりです。なぜそうしているのかと聞いてみると、ほとんどの人が答えられません。答えられても、そのとき思いついたことを言っているだけだったりします。自分でその根拠がなんなのか追求していないんです。

これらの人は、共通して考えることを忘れてしまっているようです。これをここでは「短絡的思考者」と呼びます。


短絡的思考者の特徴

特徴は、OUTPUTせずに、INPUTしかしていないということが挙げられます。

OUTPUTしてない

教わったことを大会の場でやってみるのでは、あまりにもスパンが長過ぎます。まず、試しに練習するべきです。やってみるべきなのに、実はやってないんです。

試行してない → 思考してない

試してみる:試行 をしてみると、おのずと
かんがえる:思考 をせざるを得なくなります。

試してみることをしないため、考えることもあまりなく、自分の身にならないんです。

INPUTしかしてない

容量オーバーで溢れて流れて消えていくだけです。パソコンのようにメモリを増設したりできないですから、一回OUTPUTして、処理してからでないとINPUTしても意味がなかったり、処理不能でパソコンのように固まってしまいます。

このように、まずは自分自身で深く試行・思考していくことが必要であるといえます。

改善案

セミナーに出る回数は絞る

まず、セミナーに出る回数は絞って、INPUTの量を減らしましょう。そして、しっかり復習の時間をつくることが大事です。

その代わりOUTPUTを増やします。増やし方は

  • やったことを書いてみる
  • 人に教えてみる
  • 仲間と練習会を開く
  • 練習して動画撮影してみる

などがあります。復習のとき、もらった資料を眺めるだけでなく、書いてみましょう。資料がなかったら、必ずすぐに家に帰ってから書かないとだめです。慌てて書いたメモ書きもその日のうちにまとめておかないとあとでみても意味不明なことがあります。書くと忘れていることや理解できてないところが明確になります。いわゆるもやもやです。

もやもやはネットや、本で調べたりします。すると思考してますよね?自分でもやもやが解決できると理解が更に深まります。

また、人にすぐ教えてしまいましょう。自分の口で習ったことを話すことでまさに口からOUTPUTしています。人に教えると忘れないです。またわかっていなかったりすると、「あれ?なんでそうなんだっけ?」などともやもやした部分がでてきて、思考につながります。

仲間と練習会もいいです。群れることは良くないですが、数人の仲間は良いと思います。群れるとなにがいけないかというと思考しなくなることが大きな理由です。だれかの言ってること、やってることに同調しているだけになるからです。群れと仲間の違いは明確には、個があるかどうかということです。しっかりと自分の意見をぶつけたり、試行と思考をともにできる仲間・同士を少人数作りましょう。

もし、仲間がいないのであれば、やはり先生が必要です。ただ先生には、依存するのではなく、自分で活用していけるようにしましょう。先生にも何故そうなのか聞いてみましょう。聞いて見るときも、「こうこうこうだからこうやってるのか?」と自分で思考した内容をいうといいです。

先生もいなければ、自分で動画を撮って確認してみましょう。自分で鏡を見るのとは違う客観的な自分を確認できます。動画の自分を見ると、鏡とは違い自分のおかしいところが見えてくるもんです。どう変えようか、などと思考します。そして、また練習して撮影してみるという試行をします。この繰り返しです。

この内容は、一度YouTubeにして一度OUTPUTしたものをブログとして再度まとめています。なので、自分の動画をみて、なんかここおかしいなという部分は更に思考を繰り返し、整理して書いています。ですので、自分自身も考えていることの深みが増していっている気がします。短絡的思考者にならないようにと自分で自分に言い聞かせることにつながっているんです。

まとめ

ポージングが変わらない人=短絡的思考者

であることが多いように思います。

人に影響されやすく、ある意味振り回され、自分で深く考えることをしらずしらずにしなくなっている傾向にあります

ポージング上達に近道は決してないです。

「試行と思考」

この2つを繰り返し、地道に頑張っていく必要があります。

参考図書

素直な心になるために 松下幸之助
https://amzn.to/36xAWbq

疑う力 堀江貴文
https://amzn.to/3d7TW2U

ゼロ秒思考 赤羽雄二
https://amzn.to/36xyUbo

※INPUTばかりにならないように、どれか一冊でまずはOKですよ。

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肩が上がらないようにするための対策2

今回のブログでは、僧帽筋が意識せずに上がってしまう人のために、上がらないようにするための対策の第二弾として僧帽筋下部のトレーニングについて記載します。

目次

  1. 前回の復習
  2. おススメトレーニング紹介
    1. Yレイズ
  3. 関連知識
    1. ゼロポジション
    2. アクティベーション・活性化
  4. 前回の復習

    以前のブログでも説明しましたが、もう一度復習します。

    肩甲骨を介して僧帽筋と前鋸筋は、図のような関係にあります。

僧帽筋上部 肩甲骨を上のほうへ
前鋸筋 肩甲骨をのほうへ
僧帽筋下部 肩甲骨を下のほうへ

多くの人が、肩が上がってしまうのは、下記の3つが主な原因といえます。

  1. 前鋸筋が使えていない・弱い
  2. 僧帽筋下部が使えていない・弱い
  3. 僧帽筋上部が緊張しての引っ張りが強い

前回は、1の前鋸筋が使えていない・弱いの対策として前鋸筋のトレーニングの紹介をしました。

今回は、2の僧帽筋下部が使えていない・弱いの対策として僧帽筋下部のトレーニングの紹介をいたします。

前回の前鋸筋に関してまだ投稿を見ていない方は、下記よりご確認ください。

肩が上がらないようにするための対策

 

おススメトレーニング紹介

Yレイズ

グリコのマークを思い浮かべましょう。

手だけが上げるのではなく、肩から腕を持ち上げるようなイメージを持ちます。

あくまで目安ですが、20cm以上上げようとすると反動をつけてしまったり、別の部位で腕を上げようとしてしまいます。

次は横から見た場合です。

棒を持ってやると腕の角度を固定でき、別の部位を使いにくくできます。

片方2lの水ですので、約2kgですが、かなりしんどいです。

関連知識

ゼロポジション

ゼロポジションに関しては、下記のページに詳しく書いてありましたので紹介しておきます。

http://ho-sekkotsu.main.jp/blog/運動/ゼロポジションと投球動作を分析/%MCEPASTEBIN%

ローテーターカフである棘上筋、棘下筋、小円筋、そして肩甲下筋の張力がほぼ一定となり、肩関節が安定する状態で力を発揮しやすいポジションです。肩に負担がかかりやすい下記のようなスポーツではゼロポジションを重要視しています。

野球 ボールを投げる瞬間
バレー サーブやスパイクを打つ瞬間
テニス,バドミントン サーブやスマッシュを打つ瞬間

ボディビルのダブルバイセップスや、スポーツモデルで腕を上げるポーズでもゼロポジションで行う選手もいます。

ポージングに関しては、上記のスポーツほど瞬発的に肩に負担がかかるわけではないので必須ではないですが、一番肩に負担がなく安定したポーズがとりやすい良いポーズといえます。

私も極力ゼロポジションでポージングするタイプです。

活性化(アクティベーション)

Yレイズのようなトレーニングを取り入れているフィットネス選手は非常に少ないのではないでしょうか?地味トレ過ぎて誰もやろうとはしませんし、続かないのが事実です。

しかし、僧帽筋上部が働きやすく肩が上がりがちな人は必ずYレイズをやるべきです。

  • ケーブルローイングで広背筋に効かせたいのに僧帽筋上部が収縮してる
  • サイドレイズで三角筋側部に効かせたいのに僧帽筋上部が収縮してる

こんな方は、肩甲骨が挙上してしまっているため、意図せず僧帽筋上部を使っているといえます。そのためには、肩甲骨を下げる役割のある僧帽筋下部、前鋸筋をあらかじめ使い、収縮させておくといつもより肩甲骨を下げた状態にすることができます。

これを活性化とかアクティベーションといいます。

まとめ

このYレイズで僧帽筋下部を鍛えて、肩甲骨の位置を正しい位置にしていきましょう。

僧帽筋上部を使いがちの人は、僧帽筋下部、前鋸筋をアクティベーションさせてからトレーニングすることをお勧めします。

トレーニングだけでなく、ポージングのときにも。

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Q.ポージングは毎日練習したほうがいいのでしょうか?

Q.ポージングは毎日練習したほうがいいのでしょうか?
A. やらないほうがいいです。やるとしても条件付きです。条件付きです。もしその条件が満たされないなら、まず、その条件を満たすことがまず大事です。では、その条件について話したいと思います。

目次

  1. 各競技のポーズの特徴
  2. 毎日やるとどうなるか
  3. 毎日やるための条件
  4. どのように上達させるか

本内容はYouTubeでも公開しております。

1.各競技のポーズの特徴

 1-1. ビキニ系

  • ビキニ
  • ビキニフィットネス
  • モデル系

など女性の競技では、曲線美を見せることが重要です。

そのために、骨盤を極端に前傾させ、「反り腰」の状態をつくります。
さらに胸椎を伸展させることでS字ラインを作ります。
そのため、肋骨は開きやすく
いわゆるリブフレアの状態が続きます

また、骨盤前傾させるため、股関節が内に閉じてX脚になりやすいです。
そのX脚にならないように足先は外側に重心をかけることが多いです。
足首や腰には大きな負担がかかる状態が長く続きます。

1-2 フィジーク・スポーツモデル

フィジークやスポーツモデルでは、下記が重要です。

  • きれいに分離した腹筋を見せること
  • 逆三角形ライン

腹筋をしっかりと収縮するため、前のめりになるのではなく、骨盤を後傾させて下から縮めていきます。骨盤を後傾させるため、背中のラインは曲線を描かず、ストレート状になります。

また、逆三角形ラインをみせるために、肩甲骨は上方回旋させ、大円筋を見せた形をとります。

1-3 ボディビル

ボディビルでは体を大きく見せるポーズをとります。

お腹をバキュームさせ、極端に胸郭を開き肋骨が開いた状態をつくることで体を大きく見せようとします。これもまたリブフレアの状態が続きます。
また、肩甲骨を最大限に外転させた状態を続け、体を大きく見せようとします。脚は、膝を外に向かせて、大腿四頭筋を太く見せ、ガニ股の状態です。

2. 毎日やるとどうなるか

2-1. フィットネスのポーズは不良姿勢

上記の各カテゴリーのポーズの特徴を見てきましたが、
もうここまでいうとお分かりかと思いますが、
果たして、これが健康的な状態だといえるでしょうか?

上記でいくつかでてきた反り腰リブフレアX脚・・・。
これは、いわゆる不良姿勢です。

人間として正しくない姿勢です。

その競技としてのポーズはよくなるかもしれませんが、
毎日ポージング練習することで、その不良姿勢へとあなたの体が傾いていく
ということなんです。

ビキニ系競技であれば、ビキニ姿勢になっていくわけです。

見てくれは曲線美あふれる身体かもしれませんが、身体は無理な負荷がかかり続け、健康ではなくなっていくわけです。

このように人間として正しい姿勢ではない不良姿勢ではあるものの、
競技としての姿勢は正しい姿勢を競技姿勢と呼んでいます。

つまりフィットネスの競技姿勢は、多くは不良姿勢なんです

2-2. 不良姿勢になると何がいけないか

筋肉の付き方に偏りがついてしまいます。そのため、プロポーションが悪く、大会で高順位にはなりません。

不良姿勢のまま、競技姿勢の練習をすると不良姿勢にさらなる不良を誘発させます。

例1)猫背の人がビキニポージングをする

猫背反り腰リブフレアとなります。当然、筋肉の付き方もきれいではなく、ウエストラインも太く、勝てません。

例2)猫背の人が、フィジークポージングをする

猫背骨盤後傾型となり、スウェイバック姿勢という不良姿勢になります。

亀の甲羅のような背中、胸筋が発達しにくかったり、肩を痛めたりしてしまいます。

正しい姿勢に戻る道は険しくなるわけです。

3.毎日やるための条件

正しい姿勢 ⇔ 競技姿勢

これを自由に行き来できるようにすることが重要です。

まずは、

  • ストレートネック(スマホ首)
  • 猫背
  • 巻肩
  • 反り腰
  • リブフレア
  • O脚
  • X脚
  • ガニ股

といった不良姿勢をできる限り直し正しい姿勢を手に入れることが先決です

そのうえで、競技姿勢を練習するべきです。

毎日競技姿勢を練習するにしても、
競技姿勢が普段の姿勢にならないように
競技姿勢練習後には、競技姿勢から正しい姿勢に戻れるようなエクササイズ、ストレッチを必ずすることです。

OK例)

  • 骨盤前傾が競技姿勢であれば、練習後には骨盤後傾をさせる。
  • 股関節が外に開く競技姿勢であれば、練習後には股関節を内に閉じてストレッチさせる

NG例)

  • 普段から、歩くときは骨盤前傾してビキニウォーキングにして歩く
  • 身体を大きくみせるために常に胸郭を開き続ける意識を持つ

こういうことをやるとその競技姿勢が普段の姿勢になってしまい、
悪影響を及ぼす可能性が高いです。

4. どのように上達させるか

  • ストレッチ
  • ほぐし(リリース)
  • 機能改善トレーニング(ファンクショナルトレーニング)

を行い、偏りのない正しい姿勢を手に入れて、ポージングの伸びしろを広げていくことが大事です。

肩が上がらないようにするための対策

今回のブログでは、僧帽筋が意識せずに上がってしまう人のために、上がらないようにするための対策の一つ前鋸筋のトレーニングについて記載します。

目次

  • 僧帽筋上部と前鋸筋の関係
  • おススメトレーニング紹介
  • 僧帽筋と前鋸筋の作用の関係

    肩甲骨を介して図のように相関関係にあります。

    僧帽筋上部 肩甲骨を上のほうへ
    前鋸筋 肩甲骨をのほうへ
    僧帽筋下部 肩甲骨を下のほうへ

    多くの人が、肩が上がってしまうのは、下記の3つといえます。

    1. 前鋸筋が使えていない・弱い
    2. 僧帽筋下部が使えていない・弱い
    3. 僧帽筋上部が緊張しての引っ張りが強い

    今回は1の前鋸筋が使えていない・弱いの対策として前鋸筋のトレーニングの紹介をします。

    おススメトレーニング紹介

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    ポージングはポージングだけ練習すればいいわけではない

    YouTube少しずつアップしていきます。

    ・直前にポージングレッスンを受けてもあんまりうまくならない話
    ・なぜ、すぐにうまくなる人がいるのか
    ・なぜ、もとからうまい人がいるのか
    ・うまくなるための作業:タスクとは?

    「ビルっぽい」原因の一つ「リブフレア」

    最近、リブフレアの人が多いので、今日はこのことについて書きます。

    リブフレアとは

    リブフレアで検索してみるとわかりますが、
    検索結果はこちら

    リブ(肋骨)がフレア(広がる)することです。

    普通にしてても、ろっ骨が広がってて浮き出てしまうやつです。
    ダイエットが進んでくるとこれが顕著に身体に現れます。肋骨むき出しの選手をよく見かけます。

    このサイトがわかりやすく書いてありました。

    イラストでわかる呼吸のしくみ2

    リブフレアの人はすぐに矯正に取り組んだほうがよいです。リブフレアの人は、多くが下記に該当します。

    1.ウエストが太く、ボディラインが悪い

    2.反り腰の可能性あり

    3.肩呼吸をしている可能性が高く、僧帽筋がもりもりの可能性もあり

    4.体幹が弱くポージングの際、軸がぶれやすい

    5.ぽっこりお腹の可能性が高い

    などなど、いいことがまるでありません。。。

    リブフレアの原因

    リブフレアの原因としてよく挙げられるのが、
    横隔膜がかたまってしまい可動性がなくなっていることです。

    そして、横隔膜の可動性がなくなっている原因が、呼吸にあることが多いようです。


    呼吸に関してはこの本を読んだほうがいいです。

    呼吸が浅い人は、リブフレアの傾向にあります

    肋骨が飛び出て開いてしまっている人は、呼吸をしっかり吐くようにしてみてください。 吸う時間の倍かけてはくようにします

    横隔膜の動きと肋骨の動きの関係
    上:息を吐いたとき 下:息を吸ったとき

    上のイメージでは横隔膜の動きと肋骨の動きの関係を見せています。

    横隔膜は息を吐いたときドーム状になり、身体の内部へ突き出すような形になり、肺から息を出します。逆に、息を吸うときは、横隔膜が下へ下がり、肺に息を取り込みます。

    吐いたときには、肋骨が閉じているのがわかりますね?しかり、吸ったときは肋骨が開いています。

    リブフレアの人はあまり、息が吐ききれてない癖があったり、この横隔膜が硬くなり可動域が小さくなってしまっているといえます。

    この辺の話が、アイアンマンの2020年3月号の
    「腹式呼吸に変えれば体型も変わる 横隔膜を動かそう!  」
    という特集で簡潔に書かれているのでぜひ購読してみてください。

    リブフレアと「ビルっぽい」の関連性

    ウエストが細い人は必ず肋骨は閉じています

    ボディビルダーには肋骨が開いてしまっているひとが多いです。開いてしまっているというか、開く癖があるといったほうがいいかもしれません。歩くときに胸を張って偉そうに歩いてしまうのは、偉そうにしているからじゃなくて、肋骨が開いてそのような不良姿勢になっているといっても過言ではないです。

    ボディビルダーがよくフィジークの大会に出ると

    「ビルっぽい」

    などと言われてしまう原因の一つがこのリブフレアにあると思います。

    「ビルっぽい」というのは、ボディビルっぽいの意味で、フィジークなのに、ポーズや振る舞いがボディビルのようなため、このような言い方をされています。

    ボディビルのポーズでは、ろっ骨を閉じるポーズよりは、肋骨をわざと開いてとるポーズが多いです。身体を大きく見せるためです。

    その癖が抜けず、フィジークにおいては、肋骨を閉じてポーズをとるべきなのに、肋骨を開いてポーズをとってしまうんです。

    すると、 「なんかビルっぽい」となってしまいます。

    ボディビルダーでは高重量を扱う人がやはり多いと思います。

    高重量を扱う人は、体幹を高めるために、息を吸うときに胸が膨らみ、吐くときにお腹を膨らまして体幹を高めるやり方をする人が多いです。パラドックス呼吸とか逆腹式呼吸とか言われてます。この呼吸が日常から行われている人は、かなりの確率で胴が寸胴で、太く、ろっ骨が開いています。

    長年ボディビルに出ていて、徐々に筋肉量が落ちてきて、フィジークに転向!という選手も出てきていますが、そうした多くの選手が、パラドックス呼吸で高重量を扱ってきたため、「肋骨がこんにちは」しています

    やはり、胴が太く肋骨も出ているためビルっぽくなります。それを隠そうとポージング練習をしても、たいていが、前のめりにしてろっ骨を閉じさせようとするのですが、ボディラインは余計におかしなことになります。

    そのため、筋肉量では全然負けてないのに、なかなか一位になることはできません。フィジークは身体の大きさも大事ですが、逆三角形のVラインが重要ですから。

    ボディビルから転向してフィジークに行く人は、
    「ビルっぽい」と言われないように
    まずは、ろっ骨を閉じてポーズをとることをやってみてください。

    そして、そのためには息を十分長く吐けるように心がけてみてください。10秒吐くのがきつかったら、赤信号だと思ったほうがいいです。

    また、最近ではフィジークなどのフィットネス競技が流行してきたこともあり、ボディビルでもV字ラインを見る傾向が強くなってきているのではないかと思います。ボディビルダーでもリブフレアにならないように気を付けたほうがよいでしょう。

    まとめ

    リブフレアにはいいことがない
    1.ウエストが太く、ボディラインが悪い
    2.反り腰の可能性あり
    3.肩呼吸、僧帽筋もりもりの可能性高
    4.体幹が弱くポージングの際、軸がぶれやすい
    5.ぽっこりお腹の可能性が高い

    対策:呼吸において、吐くとき、肋骨を閉じ長く吐くようにする

    ビルっぽいを避けるためには、肋骨を閉じないとダメ

    今回の記述は、ポージングにかかわる部分を抽出して記載したので、もっと詳しく知りたい方は下記書籍を参考ください。

    参考図書
    勝者の呼吸法 – 横隔膜の使い方をスーパー・アスリートと赤ちゃんに学ぼう!

    アイアンマン 2020年3月号

    学割制度開始

    2020/3/1より学生対象にレッスン料を割り引きいたします。

    2020/3/1より学生対象にレッスン料を割り引きいたします。

    パーソナルレッスン:- 2000円
    グループレッスン、各種セミナー:50%OFF

    ※ Vshapeでのレッスンのみ対象外となります。

    レッスンの際に、学生証をお持ちください。

    エキセントリック収縮を意識したポーズ その2 背中編

    エキセントリック収縮をコンセプトに
    数回に分けてポーズのとり方を考えてみます。

    今回は、背中について考えてみます。

    背中を広く見せるため、逆三角形に見せるため、
    肩甲骨を広げる方向に動かしますね。

    背中も多くの筋肉で構成されていますが、今回は、
    少し話を絞って、肩甲骨回りの背中の筋肉について考えたいと思います。

    おおまかに、

    ・僧帽筋(上部繊維)
    ・僧帽筋(下部繊維)
    ・前鋸筋
    ・菱形筋

    と分けて話をすることにします。

    僧帽筋は、上部、中部、下部に分けられ、背骨と肩甲骨をつなぐ大きな筋肉です。

    前鋸筋は、脇の下にある肩甲骨と肋骨をつなぐ筋肉です。

    菱形筋は、僧帽筋の内側にあり、背骨と肩甲骨をつなぐ筋肉です。

    これらの筋肉の相互作用により肩甲骨は様々な動きをします。

    背中を広げるとは

    背中を広げる状態は、
    ポーズしているときは、

    肩甲骨が下制+上方回旋

    のような形となると考えています。

    肩甲骨の下制:肩甲骨を↓に下げた状態
    肩甲骨の上方回旋:肩甲骨を外方向に回旋した状態です。

    完全に上方回旋するのではなく、完全に下制させるのではなく、
    両方の中間といった具合です。

    この形を維持させるために、肩甲骨回りにある筋肉を伸ばしたり、
    縮めたりとコントロールできることが必要です。

    各部位のコントロールに関して

    ●僧帽筋上部繊維:ゆるんで緊張していない状態

    僧帽筋上部繊維は、力を入れないでぶらんぶらんの状態にします。
    力をいれてコンセントリック収縮すると上方回旋を促しますが、
    肩甲骨が下制せず、拳上(上がって)してしまいます。

    ポーズのときには、下制と上方回旋の両方の状態をとりたいのです。

    筋肉を伸ばすことも、短縮させることしない、
    脱力させた状態が望ましいです。

    しかしながら、僧帽筋上部繊維は、力を入れないでぶらんぶらんの状態にできない人が
    非常に多い部位です。

    なぜなら、日常生活でのパソコン、スマホ使用により猫背の姿勢になるため、過緊張が続き、固まってしまっているんです。

    普段の姿勢を意識する必要があります。

    一定時間、パソコンやスマホを使ったら僧帽筋をストレッチさせましょう。

    ●僧帽筋下部繊維:コンセントリック収縮

    僧帽筋下部繊維をコンセントリック収縮させ、
    肩甲骨を↓の方向に下制します。

    この部位は、あまり日常生活で使うことが少ないようです。
    なので、使うような動きを取り入れていかなければいけません。

    活性化やアクティベーションなどとも言います。

    使っていない部分を使えるようにしていくことです。

    僧帽筋下部繊維の活性化については、また今後説明していきます。

    ‘Lower Trap Activation’

    などと検索すると海外のサイトの検索結果が出てきます。

    僧帽筋下部繊維の活性化

    ●前鋸筋:コンセントリック収縮

    前鋸筋は、肋骨と肩甲骨をつなぐ筋肉です。
    肩甲骨を広げる(上方回旋)ためには、この筋肉を縮ませます。

    この部位も、普段使わない筋肉です。ですので、コントロールできないで、
    ぶらんぶらんのぷにゅぷにゅ状態になってしまっている人が多いです。

    この筋肉は、赤ちゃんの時によく使われる筋肉ですが、立つことができるようになるとあまり使わなくなります。僧帽筋の下部繊維も同様で、大人になるとあまり使わなくなっていきます。

    この使わなくなっていく筋肉が使えるようになればよいので、赤ちゃんの時にやっていた動き、

    たとえば、うつぶせの状態から起き上がる動作やハイハイをします。
    やってみるとわかるのですが、僧帽筋下部繊維や前鋸筋が使われるのがよくわかります。

    また今度別途ブログに書きたいと思います。

    ●菱形筋:エキセントリック収縮

    菱形筋は、背骨(頸椎~胸椎)と肩甲骨をつなぐ筋肉で、
    肩甲骨を広げる(上方回旋)ためには、この筋肉が伸びてくれないといけません。

    伸びてくれないといけないこの筋肉ですが、伸びずに固まってしまっている人が多いんです。ここが固まっていると肩甲骨がスムーズに動かず、その代わり僧帽筋上部繊維を動かすことで目的の動作のカバーをするケースがよくあります。

    そうすると、トレーニングをすればするほど、僧帽筋がモリモリして、背中の広がりは出ず、バランスの悪い身体になっていきます。

    そのため、ボールや骨盤職人などで日々地道にほぐす必要があります。

    おススメグッズ↓
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    肩甲骨を広げるためには、上記のように、
    緊張させなかったり、エキセントリック収縮・コンセントリック収縮をうまくコントロールする必要があります。

    これが、マッスルコントロールというやつです。

    これらをコントロールできるように各部位の活性化(アクティベーション)を行ったり、固まってる筋肉をほぐしたりしないといけません。

    そして、それを行わずにトレーニングをすると、大きくしたい筋肉ではない筋肉が発達し、どんどん身体の形がいびつになっていきます。

    普段の生活習慣が大事

    普段の姿勢がポージング大きく影響しています。

    40代以上の人だといろんなところが固まってしまっている人が非常に多いです。
    そして、40年以上生きてきて、いろんな動作の片寄りで蓄積してそうなっているので、
    それを正常に戻すにも時間がかかるわけです。

    ポージングをやってみると身体のエラーがわかり、
    よりよいポージングにするためには、
    それなりに時間がかかるのがわかってきます。

    ただ鏡の前で振付の練習をしていてもうまくはならないのはそういうことなんですね。

    次回は、肩とお腹についてです。

    <まとめ>

    ポーズ時は肩甲骨は下制+上方回旋の状態をつくる。

    ポーズ時の肩甲骨回りの筋肉の収縮状態は、

    僧帽筋(上部繊維):緩んでいる状態
    僧帽筋(下部繊維):コンセントリック収縮
    前鋸筋:コンセントリック収縮
    菱形筋:エキセントリック収縮

    前鋸筋、僧帽筋下部繊維ががコンセントリック収縮できない場合は、
    赤ちゃんになる。

    下記検索してみてください。
    前鋸筋+
    スキャプラプッシュアップ
    ほふく前進
    ハイハイ