エキセントリック収縮を意識したポーズ その1 胸編

エキセントリック収縮とは

エキセントリック収縮をコンセプトに
数回に分けてポーズのとり方を考えてみます。

エキセントリック収縮という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

上腕二頭筋を鍛えるダンベルカールがよく例に挙げられます。

ダンベルを
持ち上げたときがコンセントリック収縮、
下ろすときがエキセントリック収縮です。

簡単には、トレーニングでいうネガティブ動作の時と言えますね。

ポーズをとるとき、ボディラインをよく見せるために、
大きく見せたい箇所は、その部位の面積を広く、
つまり、極力その部位の筋肉を伸ばして、
広げて見せた方がよいです。

広げて、伸ばした状態で筋肉を緊張させればよいと言えます。

これは、エキセントリック収縮の状態と言えます。
伸長性収縮ともいったりします。
逆がコンセントリック収縮、短縮性収縮といいます。

ポーズをとるときも力を入れて筋肉を緊張させますが、
多くの部位をエキセントリック収縮する必要があるのです。

ぎゅーっと筋肉を縮めるコンセントリック収縮である場合、
筋肉がモコっとして見た目のコントラスト(濃淡)が強くなり、
立体感が出ますが、筋肉を縮めているので身体全体を小さく見せているとも言えます。

そのため、全体的なアウトラインをよく見せるためには、
エキセントリック収縮させるのです。

胸のエキセントリック収縮の意識

胸、肩、腹筋、脚、背中
各部位の筋肉の収縮について考えてみたいと思います。

胸はどうでしょうか。
ベンチプレスにおけるポジティブ動作のように、
胸を寄せ集める方向にしてしまうと、
つまり、コンセントリック収縮をしてしまうと
身体全体は小さく縮こまってしまいます。

胸を伸ばす方向でエキセントリック収縮させることを考えた方がよいんです。
つまり、ベンチプレスのネガティブ動作のときの状態のように胸椎を伸展させ胸は張らせて緊張させておくほうが、ボディラインをよく見せることができます。

胸を広げるようにしてポーズをとったほうが全体的なアウトラインがよくなる

胸をコンセントリック収縮させるポーズが知る限り一つあります。

ボディビルのサイドチェストです。

コンセントリック収縮をしてても胸の薄さがわかる過去のポーズ画像(涙)・・・顔までコンセントリック収縮しております。

このポーズは、胸の筋肉を強調させるポーズでこのように胸をコンセントリック収縮させます。フィジークや、ビキニなどのフィットネス競技は一部位を強調させるのではなく、全体的なアウトライン、フォルムを評価する競技ですので、このようなことはしないです。

このポーズ以外は、胸はエキセントリック収縮させます。

よくフィジークのサイドポーズにおいて、
おろす腕で、胸を無理やりコンセントリック収縮させている選手を観ます。

アウトラインよりも筋肉のセパレーションを深くみせるために
胸の筋肉を隆起させたいのであれば、それでも良いのですが、あまり推奨しません。

なぜなら、
下している腕を内側へ寄せていることになるので、
身体は小さくなるようにしています。
そのため、全体的なアウトラインの観点からは、
得策ではないと考えるからです。

胸が普段から硬く、とくに小胸筋が固まって、
肩が巻いている人は胸のストレッチや筋膜リリースを行うべきです。

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ほぐしをしていないと、エキセントリック収縮させたいのに、
日常生活から常にコンセントリック収縮状態なので、
ポーズをいざとるときにエキセントリック収縮にできません。

矢印の方向に胸をしっかり広げる意識を持つ。ウエストを細く見せるためにも肩幅は広く見せた方がよい。

また、トレーニングもポジティブ動作が中心で、
ネガティブ動作で抜けている可能性もあります。

ベンチプレスで、ネガティブ時にしっかりと重さをかける
つまり、エキセントリック収縮のトレーニングも取り入れると
ポージングの観点からするとよいと言えます。

このようにポーズをとることに関して言えば、
筋肉を伸ばして緊張させるという意識が非常に大事です。

そして、普段からそれを行っていないと、
いざ舞台の上でそれをやろうとしてもできないということです。

次回は、背中について考えてみたいと思います。

※今書きながら気づいたのですが、顔もさまざまな筋肉で構成されており、ここもコンセントリック収縮する部位、エキセントリック収縮する部位があるのだなと気づきました。 よく顔全体をコンセントリック収縮している選手を見かけますが、 ちょっと滑稽なことになっております。表情がうまく作れない人は、顔のマッスルコントロールがうまく作れないためなのでは・・・。また、考察してブログにします。

<まとめ>

エキセントリック収縮:筋肉を伸ばして力を発揮している状態
コンセントリック収縮:筋肉を縮めて力を発揮している状態

ポーズ時の胸の収縮状態は、サイドチェストを除き、エキセントリック収縮を意識

ポーズ時のポイント:胸椎を伸展させしっかり胸を張る

ポーズ時、胸がコンセントリック収縮になってしまっている選手は、

・普段から胸のストレッチ、筋膜リリースをしっかりと行うこと
・ベンチプレス時、ネガティブ動作時に重さをしっかり受けながらやること

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最低限の礼儀は守ってステージングを

最近、 ステージ上で指を審査員に対して指す人がいるんですが、

辞めた方がいいのではないかと思うんです。

来てくれた友人・知人に対して観客席にむけて

「見えたよ!ありがとう!」

という意味ならまだいいのですが、 審査員に向けて指をさすのはさすがにどうなのかと・・・。

また、いちばんよくわからないのが、 審査員に向けて指をさして

「おれの身体見たか!」

と言わんばかりの傲慢な態度のあと、

「ありがとうございました。」

の意味なのか、丁寧にお辞儀をしてる選手もいて、 傲慢なのか、腰が低いのか 支離滅裂なことになっております。

確かに指をさすアクションをするプロ選手がいます。 ただ、それは、「演出」であるとわかるんです。

きれいなポーズの中にそのようなアクションが入ることで、 より全体的なポージング構成に花を添えることができます。 プロ選手はプロですから、それができるんですね。

それを、アマチュアの歴が短い選手がマネしてやると 生意気にも審査員に指を指しているようにしか見えず、 失礼にしか見えないんです。 そして、そのプレアクションのあとのポーズが下手なので、 滑稽でしかないんです。

ステージ上では、堂々とやることやプレアクションも大事なのですが、 スポーツとしてフィットネスをやるのであれば、 審査員に対しての礼儀礼節を優先すべきかなと。

傲慢・滑稽に見えてしまうプレアクションのまえに、 やはり基本ポーズをしっかりととることが 重要だなとつくづく思います。

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なぜいくつもポーズをとるのか

ポーズの数が重要でもないのは、ここでは何度も発信しています。
ボディビルのフリーポーズもポーズ規定がないカテゴリーの比較審査なども
数が重要ではないです。

それは、審査員があなたのポーズを1から10まんべんなく見てるとは限らないからです。

過去ブログ

審査員があなたのことを見ていなかったら・・・

ポーズ規定がないカテゴリーがある団体の比較審査において
一回のフロントポーズで4ポーズ位する人がいます。

これでは比較できないし、
ダンス大会になのかと思ってしまうレベルです。

(レッスン中の会話)
井出:「そんなにポーズをしたら、身体を比較できないでしょう。
一個でいいですよ。多くて二個。どうしてそんなにポーズをとるんですか?」

レッスン生:「一個しかできないの?」と思われるらしいです。

井出:「なるほど。ただ、比較審査で呼ばれるのは、一回だけでしょうか?(一回の場合もありますが・・・)
比較で呼ばれるたびにその4ポーズをしたら、毎回毎回同じになるでしょう?
そうなったら、むしろ、そのルーティンしかできないの?になりますよね。
とすれば、比較で呼ばれるたびに違うポーズをとれば、
毎回違くていいんじゃないのかと・・・?」

全部をいっぺんに見せようとするんじゃなくて、
一枚一枚徐々にカードを見せていく方が、断然いいです。

その一枚目は、自分のお気に入りをまず持っていく。

呼ばれるたびに、横にいる相手によって、
相手には弱点で、自分には強みになるポーズを持ってこれる余裕がでてくれば、
あなたのステージングのレベルが上がってきたといっていいでしょう。

審査員に嫌がられずに、
楽しませることを考えた方がいいですね。

アマチュアオリンピアを見て

先日ラスベガスに行き、オリンピアを観戦してまいりました。

日本、韓国に続き
ようやくアメリカでフィットネス大会を観戦することになりました。

気付いたことは、

アマチュアレベルに関しては、あまり海外のポージングのレベルは高くない

ということです。

高くないというか低いです。

ポージングで言えば、
韓国が世界でも最高レベルにいるのだとわかりました。

ほかの国は、
粗削りというか、あまり研究しているようには見えません。

特に、フィジーク、ビキニといったまだ歴史の浅いカテゴリーに関しては、
研究途上にあるようです。

この点では、日本はまだチャンスがあると思います。

とくにビキニカテゴリーでは、勝算はあると確信しました。

台風で飛行機が欠航となるアクシデントにより、
出場も危ぶまれた秋本選手は、万全な状態でないながらも、
マスターズカテゴリーにて2位に入ることができました。

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シルバーメダルいただけました🥺 台風で成田からのフライトが欠航になり、代わりの便もなかなかとれず出場が絶望的で一度は諦めましたが、周りの方々の協力で出場でき、また爪痕を残すことができてよかったです🙇‍♀️ たくさんのメッセージありがとうございます❤️ #fit#fitness#bodybuilding#protein#yoga#gym#happy#bootybuilding#bikinifitness#physique #ボディメイク#ランニング#フィットネス #ヒップアップ#美尻#筋トレ女子#トレーニング#トレーニング女子#腹筋女子#フィジーク#プロテイン#ランニング#フィットネスビキニ#olympia#mrolympia

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あまりポージングは得意でない方の選手でしたので、
基礎のみを徹底し、極力シンプルに動けるようにカスタマイズをして
大会に臨みました。

舞台では、飛行機トラブルによる睡眠不足など、疲労もたまっており、
本人もあまり覚えていないといっていました。

おそらくポーズは完全に無意識にしていたように思います。

以前、ブログにも書いた「無意識にできることを増やしていく」が出ていました。

無意識にできることを増やしていく

基礎のみを徹底したことから、無意識にできる部分が多くなり、
本番で万全な調子ではなかったのに難なくポージングをこなせました。

ウォーキングなど改善ポイントはありますから、まだまだのびしろあります。
もっと上を目指せそうです。

他の日本の選手も出て活躍できる選手は、いっぱいいると思います。

しかし、ポージングに時間をかけている選手が少ないなという印象です。

とくに海外の大きな大会を目指すには、
十分に時間をかけて準備をする必要があります。

何回もレッスンに来ればいいというわけではないです。
時間が必要なんです。

来年、ラスベガスのオリンピアに出場したい選手、
韓国の大会に出場したい選手、
ほか、海外の大会に出場したい選手

早めにご連絡ください。

ゆっくりと時間をかけて、海外のステージでたっても問題ないようにするお手伝いができます。

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